村上由夏
私が大阪龍馬会に入会したのは2003年のことでした。会報作成のお手伝いなどに行き始め、いつしか幹事の名に連ねていた2004年、この頃はイベント、講演、事あるごとにに顔を出し、その年の忘年会で見事! 皆勤賞いただいちゃいました。ところが去年2005年に入ると仕事等で身辺が慌しくなり、なかなかイベントにも参加ができず、2006年8月を迎えています。
さて本題の2006年を振り返ってみます。
・残念ながら参加ができなかった2月26日の総会&講演会。講演会では、2005年京博で行われた「龍馬の翔けた時代」を担当されていた宮川禎一氏を講師に迎えて、同展覧会の裏話、苦労等々軽快な語りでお聞かせいただいたようです。龍馬速報98号の皆さんの感想を読んでいて、「あ〜、行きたかったよ〜」と後悔の嵐。
・ちょっと遅刻したけど強引に参加した4月16日の座談会 お馴染みの劇団潮流の稽古場にて、いつもと少し様子の違ったイベントでした。イベントや講演で講師をされているときとは、また違った雰囲気の林さんや小川さんの お話が面白かったです。ビックなネタも登場し、大変いい座談会だったと思います。次期事務局長最有力候補の事務局長Jr.もいい味出してました!
・やっぱりすごい!と感動しました5月21日 神戸史跡探訪 VOl.2 今年初の野外イベント・・・講師は歩くイベントで有名な長谷さん。覚悟して参加せねばならないイベントですが、今回は車移動が多くてホッ・・・とはいえ、とても暑い1日で、車に乗っているだけでもけっこうつらいのに、運転していただいていた皆様には感謝です。そして、車何台もの移動を考えながら、駐車場所まで何回も下見して、講師をしていただいた長谷さんには脱帽です。一番の感動は、岩倉具視が亡くなったときの建物を移築した六英堂。(会報99号に面白い写真が載ってます!)それから、前まで行ったことはあるけど、中に入らせてもらった勝海舟邸。個人では恐らく無理と思われる建物に入れたりすると、入っててよかった!とつくづく感じます。
・あっつい夏の1日に行われた 7月9日 龍馬大学校 一昨年の龍馬大学校で講師としてきていただけるはずだった小椋館長が急遽入院され、大変残念なことにお亡くなりになられてしまいました。その遺稿を引き継いで、今回講師をしてくださったのが林さんでした。亡くなってしまわれた小椋館長の美声を思い出しながら、また林さんの絶妙のトークに笑いながら・・・いろんな思いが入り混じった龍馬大学校となりました。
・龍馬速報98号より、「龍馬の手紙」「幕末維新遺跡紹介」などこの会報一冊で十分やん?的な面白い連載企画が始まっています。また幕末維新人物紹介は、「誰っすか?」というレアな人物が登場し、さっすが〜、と会報が届くたび、毎回感心してます。
・今回の原稿を締めくくる最後のイベント 「生野義挙」。9月3日 日差しは強いけれどカラッとした秋晴れの1日に行われました。講師の北浦さんは車の中でも「緊張するわ〜」と言われてましたが、この1日のためにかけた思いみたいなのが伝わってきてとてもよかったです。テキストも史跡の説明と生野義挙の説明をわかり易くしていただいていてわかりやすかったです。この日の目玉は志士たちが自決したという「山伏岩」。今私達が立っているこの岩の後ろで志士たちが・・と思うと身震いのする思いでした。
9月に入りすっかり秋めいてきました。秋といえば、収穫の秋、龍馬ファンにとってはやっぱり墓前祭です。
今年も後4分の一、龍馬回のイベントも目白押しで楽しみです。
私にとっての大阪龍馬会とは・・・ 事あるごとに参加している時期であれ、しばらく参加できなくて久しぶりに顔を出した時であれ、同じように温かい雰囲気で迎えてもらえるとても温かい場所。老若男女、職業も年齢もばらばらな人達が、ただ幕末が好きというだけで何だか連帯感が生まれてしまう不思議な空間。
この原稿を書くにあたって、これまでの龍馬会の歩みを見せていただきました。若干4年の私は知らないことだらけですが・・この会の歴史を感じて、ちょっとした感動ものでした。そしてずっとこの温かい雰囲気が続いていけばよいなぁ、と直感で感じました。
来年は20周年。さらに5年後、10年後・・・150号、200号・・・・そんな一コマに自分が関わっていられたらとっても嬉しいなぁ。そしてこの100号を読んでられる皆様が、次の記念号のときも同じように会報を読んでいられたら・・・そんな果てしない未来に思いを馳せながら、村上由夏の大阪龍馬会 in 2006年締めくくりたいと思います。
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